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ねじと機械部品豆知識 Column

管用ねじ

2020年6月18日
◆管用ねじ=(正式には、くだようねじと読みます)
水道管などの接続に用いられるネジで、機械的接合を主目的とする管用平行ねじ(JISB0202 ISO0228/1)と、ネジ部の対密性を主目的とする管用テーパーねじ(JISB0203 ISO7/1)があります。
管用平行ねじもテーパーねじも基準山形は、ウィットねじに準じており、呼び径は、1/16~6インチまで規定されています。

◆管用平行ねじ

ネジの種類は管用平行おねじ(記号G(AまたはBを付ける))と管用平行めねじ(記号G)で表され、精度は有効径の寸法許容差により等級がA級とB級に分かれ、B級はA級の二倍の公差となっています。記号は、オネジのみに付けられます。

◆管用テーパーねじ
ネジの種類は管用テーパーおねじ(記号R)と管用テーパーめねじ(記号Rc)および管用平行めねじ(記号Rp)で表され、精度の等級別種類はとくにありません。この平行めねじ(Rp)は、「管用平行ねじ」に規定されている平行めねじ(G)と寸法許容差が異なるため、別のねじとして扱われます。ねじの組み合わせは、RとRc、またはRとRpです。

ここに示した管用ねじ(GとR)は、1982年に改正されたJISで規定されています。それまでは、1966年のJIS規格(PTやPFなど)が使用されており、今でも「呼び」が残っています。少なくとも1/8、1/4、3/8などの小口径管用ねじでは、前JIS(1966年JIS)と現JIS(1982年JIS)は全く同じで呼びが異なるだけです。


◆用途と特徴
管用テーパねじは、おもに水道管などの接続。また、真空配管では、低真空~中真空の領域にしか用いることができません。このため、ブルドン管、熱電対真空計、真空スイッチなどの測定子や、低真空配管系が主な使用箇所になります。

一方、管用平行ねじは、あまり真空配管には用いられませんが、平行ねじをフランジに接続し、その間をOリングでシールするような使い方もあります。

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